仮想通貨iXledger(IXT)とは?特徴と将来性を総まとめ

iXledger(IXT)

保険商品は、売買のプロセスが複雑であるため高コストになりがちです。

保険の商品説明や契約、保険金の請求など、あらゆるプロセスをブロックチェーン上でやり取りすることができるようになれば、低コストで保険商品を流通させることができます。

それを目指している仮想通貨がiXledgerです。

本稿では、iXledgerの特徴や将来性などについて解説していきます。

iXledgerとは?

iXledgerは、2017年にロンドンで設立された会社です。

iXledgerは会社名で通貨単位はIXTですが、iXledgerを仮想通貨として考えます。

これは、一般にリップルは仮想通貨そのものとして認識されているものの、実際にはリップルは会社名、通貨単位はXRPであるのと同じ関係です。

iXledgerの目的と意義

iXledgerの目的は、保険商品をブロックチェーン上で管理し流通させることです。

これだけでは、特に何の意義があるか分かりにくいのですが、現在の保険販売ルートと、ブロックチェーンを取り入れた販売ルートを比較すると、大きな違いがあることが分かります。

現在、世界の保険市場の規模は440兆円にも上ると言われています。

これは、世界のGDPの5.7%程度に相当するため、非常に大きいことが分かるでしょう。

ほとんどの保険商品は、保険会社からではなく代理店などの仲介業者を経由して取引されます。

これによって、消費者側は割高な保険料を支払うことになります。

これには、純保険料と付加保険料が関係しています。

純保険料とは、保険の中身そのものの価格であり、この保険料は各保険会社でそれほど大きな違いはありません。

しかし、保険会社や仲介業者の取り分として設定される付加保険料は、それぞれ販売者の裁量で設定されています。

従業員への給料や店舗の管理費など、色々な経費も含まれます。

だからこそ、店舗などを所有して運営されている代理店型の保険会社では付加保険料が高く、店舗を持たない通販型の保険会社では付加保険料が安いという違いが生じます。

保険商品を一括比較サイトで比較したら、保険の内容は変わらないにも関わらず、一番安い業者と高い業者では保険料が大きく異なることがよくあります。

また、ネット広告などで、「自動車保険が安くなる」といったものをしばしば目にします。

安い価格で提供されている保険商品のほとんどは、通販型の保険会社であり、付加保険料が安いからこそ、全体の保険料も安くなっているのです。

一昔前と比較すると、通販型の保険もかなり浸透し、保険を割安でかけられるようになりました。

しかし、それでも取引にはまだまだコストがかかるものです。

これは、保険会社が縦割りの組織構造であり、システムが時代遅れであり、リスクや保険金請求などを管理するプロセスが効率的ではないからです。

iXledgerでは、保険商品をブロックチェーンで管理します。

ブロックチェーン上のマーケットプレイスで保険商品の売買を行なうのですが、それに伴って保険内容の確認、規約の確認、その他の情報のやり取りなどもブロックチェーン上で行い、さらに手数料や保険金の支払いもブロックチェーン上で手続きが可能となります。

これによって、保険商品の売買や保険金の請求などがスムーズに行われるようになります。

付加保険料を低く抑えることができるため、消費者は低コストで保険を掛けられるようになりますし、保険金の受取も容易になります。

保険を販売する保険会社や代理店としても、効率的な業務が可能となり、顧客データの管理なども簡単にできるため、メリットがあります。

 

 

iXledgerの将来性

iXledgerは、2018年でプロジェクトを大きく進める予定です。

プロジェクトの第一期では、実際に市場に進出し、保険会社と連携してユーザーテストを進めます。

これを通して、セールスやサポートの仕組みを構築していきます。

第二期では、サービスを成長させます。

プラットフォームを誰でも利用できる環境に整え、機能を充実させていきます。

第三期では、データのマーケットプレイスを構築し、再保険や再々保険を取り扱う機能をサポートしていきます。

第四期では、パートナーシップを結んだ保険会社に機能を開放していきます。

また、消費者向け保険サービスも展開していきます。

これらのプロジェクトを進めるために、iXledgerはすでに資金も調達済みで、世界第3位の再保険会社であるGen Reとも提携を結んでいます。

ちなみに、このGen Reの親会社はバークシャーハサウェイであり、バークシャーハサウェイの経営者は投資の神様と言われるウォーレン・バフェットです。

このことから、Gen ReがiXledgerと提携をしていることを評価する意見もあります。

また、iXledgerのCEOであるIngemar Svenssonは、サンガードアセットマネジメントで技術責任者をしていた人物であり、バンクオブアメリカ、メリルリンチ、三井住友海上などのシステムにもかかわった人物です。

このことも、iXledgerの潜在能力に期待を抱かせています。

以上のことから、iXledgerは今後、需要が高まる可能性を秘めていると言えます。

しかし、現段階ではトークンの利用範囲が狭く、iXledgerのプラットフォームの利用料やAPI発行料などでしか利用することができません。

もちろん、他の仮想通貨と同様に、現段階では利用の範囲が狭い仮想通貨でも、今後の広がりを期待されて価格が上昇していく可能性もあります。

しかしながら、実質的な価値以上の価格に高められた仮想通貨というものは、好ましくないニュースによって暴落することも多いものです。

したがって、現時点で利用価値がまだ低いiXledgerに投資する際には、リスク管理を徹底する姿勢が求められるでしょう。

 

 

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iXledgerは、残念ながら日本の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。

iXledgerを購入されたい方は、HitBTCがお勧めです。

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まとめ

歴史が浅い仮想通貨の中には、ユニークなものがたくさんあります。

「これが普及すれば、確かに世の中が便利になるだろうな」と思えるものも多々あります。

保険市場は巨大なマンモス市場ですから、iXledgerが順調に普及していけば、価値は急激に高まると思います。

iXledgerは時価総額がまだまだ低いですから、一つの企業を応援する株式投資の感覚で投資してみるのも面白いのではないでしょうか。

 

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