ロジャーバー氏とCoinbaseが、合法のインサイダー取引!?

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュがCoinbaseに上場される際、インサイダー取引が行われたそうです。

このことで、インサイダー取引を行なったロジャー・バー氏とCoinbaseに批判が集まっています。

ビットコインキャッシュでインサイダー取引

ビットコインの神と呼ばれるロジャー・バー氏は、以前からビットコインキャッシュを推奨している一人でした。

ビットコインは使い勝手の悪い通貨であり、それに対してビットコインキャッシュは実用性に優れているため、ビットコインキャッシュがビットコインに取って代わると主張してきたわけです。

しかし、このロジャー・バー氏が、インサイダー取引を行ったとして批判を浴びています。

12月20日、ビットコインキャッシュがCoinbaseに上場し、価格が急騰しました。

ロジャー・バー氏は事前にこの情報を入手しており、情報が公開される前にビットコインキャッシュを仕込んでいたというのです。

このほか、Coinbaseの社員の中にも、情報公開前にビットコインキャッシュを大量購入した者がいるようです。

実際にCoinbaseにビットコインキャッシュが公開されると、価格は一気に3倍以上に跳ね上がりました。

批判を受けたロジャー・バー氏は、インサイダー取引を否定するのではなく、

 

政府は仮想通貨に対する規制を出していない。

仮想通貨のインサイダー取引は犯罪ではない。

 

と反論しています。

このことで、Coinbaseも批判の矢面に立たされています。

Coinbaseは、インサイダー取引に関する調査をしていると発表しており、インサイダー取引を行なった従業員を解雇するとしています。

仮想通貨業界の未熟さと法的整備の必要性

ロジャー・バー氏の論理に従えば、仮想通貨業界の重要人物たちは情報をいち早く入手することができるため、インサイダー取引をし放題、稼ぎ放題だといえます。

このことは、仮想通貨業界の未熟さを露呈したともいえるでしょう。

法的な整備が整っていないため、インサイダー取引をしたからといって犯罪にはなりません。

一部の人がインサイダー情報によって確実に大儲けし、一般投資家は市場の流れを後追いして、儲けることもあれば、大損することもあります。

一部の大物たちは、市場が暴落する際にも、事前にその情報をキャッチして、売り抜けることが可能でしょう。

一般投資家は市場の動きを後追いするだけですから、損失を避けるのは困難です。

業界関係者が有利で、一般投資家が不利という状況は他の投資でも当てはまることですが、インサイダー取引を行っておいて、それを犯罪ではないという反論を堂々とできることから、仮想通貨業界がまだまだ未熟で不透明であり、健全と言い切れない状況であることが今回の事柄から良くわかったと思います。

仮想通貨は、まだまだこれから普及していかなければならないわけですから、早急に法的な整備を行い、公平性を高めることが求められるでしょう。

まとめ

仮想通貨市場は未熟であり、インサイダー取引は日常茶飯事です。

今回は、仮想通貨業界の大物が、ビットコインキャッシュでインサイダー取引を行なったからこそ、話題になっただけのことです。

一般投資家は、そのような情報を事前に知ることはできません。

それらしい情報を得たと思っても、その情報は単なるうわさに過ぎないこともありますし、一般投資家が得られる時点で既に多くの人が知っているわけですから、それほど価値はありませんので、仕手情報には惑わされないようにくれぐれも注意してください。

 

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