子供にお小遣いをあげる時、特にお年玉などのイベントでお小遣いをあげる際に、ビットコインであげる人が出てきているようです。
ビットコインでお年玉をあげれば、子供が最新の技術に興味を持つきっかけになるかもしれませんし、投資に興味を持つかもしれません。
また、将来的に価値が上がり、学費などの足しにすることもできるかもしれません。
子供にビットコインをあげる意味
最近、お年玉などをあげる際に、ビットコインをあげる人がいるそうです。
2018年のお正月はさらにその傾向は強くなるかもしれません。
なぜ、ビットコインをあげるのかといえば、教育的な意味を持たせやすいからです。
もちろん、普通に日本円をお年玉としてあげたとしても、しっかりと教育しながらあげたとすれば、計画的にお金を使うことなどを学べると思います。
しかし、それ以上の広がりを期待することは難しいでしょう。
では、ビットコインをあげたならばどうでしょうか。
子供によっては、それが何なのかわからないかもしれませんし、普通のお金と同じ使い方ができませんから、不満に感じることもあるでしょう。
しかし、それでいいのです。
日本円でもらったならば、それを使ってあれを買おう、これを買おうと、使うことしか考えません。
しかし、ビットコインでもらった場合には、「これはなんだろう?ビットコインとは何だろう?どんな仕組み何だろう?普通のお金とどこが違うんだろう?」などの疑問を抱くことになります。
疑問は学問の始まりです。
その疑問によって、色々な事を調べていくことで、最新の技術に触れることができます。
その素晴らしさに開眼し、もっと深く勉強したいと思うようになるかもしれません。
また、ビットコイン投資に関心を持つならば、お金を増やすことに興味を持つ可能性もあります。
もちろん、そのような関心をあまり持たなかったにしても、ビットコインを使わずに保有し続けて置けば、数年後には価値があがり、学費などに充てることができる可能性もあります。
ビットコインが投資の授業となる
最新技術を学べるかもしれない、投資に関して学べるかもしれない、学費に充てられるかもしれないというように、どこをとっても子供の教育に役立つ可能性が高いといえます。
筆者が個人的に最も有益だと考えるのは、投資に関心を持つかもしれないということです。
最新技術を学ぶことも有益ですが、最新技術は現時点では最新技術というだけで、10年もすれば当たり前のものになり、それを知ろうと知るまいと、その技術を十分に活用しながら生活できるようになっているかもしれません。
お年玉によって意図的に学ばせずとも、普及するにつれて自然に学んでいくものなのです。
しかし、投資はそうはいきません。
なぜならば、投資については学校ではほとんど教えてくれず、学ぶためには自発的な姿勢が求められるからです。
皆さんも、学校でお金について何か教えられたことがあるかなと考えてみると、ほとんどないと思います。
筆者も思い返してみるに、納税の義務に関して教えられたり、税金に関するレポートを書いたりしたことはありますが、お金の仕組みや投資については一切教えられませんでした。
つまり、お金を国に治めることは教えても、うまくお金を運用することは教えないのです。
一説によると、国の教育方針では、意図的にお金について教えようとしないのだといいます。
お金についての教養が身に付きすぎると、各自が巧みに財テクを扱うようになり、税金対策をしたり、投資によって不労収入を増やしたりする(つまり勤労の美徳とは相反する行為が上手になる)可能性があるからです。
それよりも、お金のことについてはできるだけ教えず、一方で税金教育などはしっかりと行なうことで、国民からできるだけ多くの税金収入をあげられるように図っているのです。
もちろん、国民が投資などせずに勤勉に働き、貯蓄に励めば、銀行がそのお金を企業に貸し付け、企業経済を盛り上げていくことになりますから、それを狙う意図もあるでしょう。
学校でろくなことを教えないことによって、国民にできるだけ自覚を持たせず、社会の歯車として機能させる狙いがあるのです。
だからこそ、子供の頃からお金について勉強することが大切です。
義務教育ではお金について学べないのですから、それを自発的に学ぶ機会を与えれば、周りに差をつけることができるでしょう。
そして、お金のこと、投資のことに興味を持ったならば、書籍などを通して学ぶ機会を促し、お年玉であげたビットコインを増やすことに挑戦させてみましょう。
もちろん、無茶な投資をしないためにも、保護者が監視しておくことが大切です。
ビットコイン投資に挑戦するとなれば、おのずと最新のテクノロジーにも関心を持つようになると思います。
結果として、投資よりもテクノロジーに興味を持ったとすれば、それもまた良いでしょう。
ひょっとすると、ビットコインをきっかけにテクノロジーに興味を持ったことで、将来の進路を積極的に決めていくことができるかもしれません。
投資家や技術者、科学者などにならなかったとしても、その後の人生を通じて、子供時代にお金についてしっかりと学んでおくことは、その後の人生を必ず豊かにしてくれるはずです。
ビットコインを子供にあげる方法
しかし、お年玉でビットコインをあげるといっても、ビットコインは実物のないデジタル通貨です。
では、どうやってあげればよいのでしょうか。
そのためには、ペーパーウォレットを使います。
ペーパーウォレットとは、ビットコインのアドレスと秘密鍵を紙に印刷し、紙媒体で保存するもののことです。
もちろん、紙であるがゆえに利便性は落ちるのですが、その紙を金庫などに入れて保管しておけば、ハッキングなどの被害に遭うことはありません。
したがって、長期にわたって安全に保管しておきたい場合は、ペーパーウォレットを使うのです。
ペーパーウォレットは、ビットコインの情報を紙に印刷していますから、本来はデジタルなビットコインが実物を伴うことになります。
ですから、人に手渡すこともできます。
そこで、このペーパーウォレットをポチ袋などに入れて渡すことによって、お年玉の雰囲気も出てくることでしょう。
まとめ
上記のように、ビットコインでお年玉をあげることによって、色々と学ぶきっかけを提供できると思います。
親が子供にお年玉をあげる時でもいいですし、甥っ子や姪っ子にあげる時にも、ビットコインを活用してみると良いと思います。
投資教育はビットコインから学ばせることがスタンダード、そんな時代が来るかもしれません。