DigiByteは日本の取引所では取扱いがないため、日本ではあまり知られていませんが、海外ではコアなファンが多く、比較的人気のあるアルトコインです。
ここではデジバイトの特徴や将来性など人気の理由をまとめておきたいと思います。
DigiByte(デジバイト)とは?
DigiByteは、2014年1月に誕生した分散型の国際ブロックチェーンであるDigiByte Blockchain上で動作するアルトコインです。
スケーラビリティ問題の解決策として有名なSegwit(セグウィット)を世界ではじめて導入した仮想通貨でもあります。
DigiByteの基本的な概要は以下のとおりです。
時価総額 | 315億円(2018年2月現在) |
時価総額ランキング | 第60位(2018年2月現在) |
通貨単位 | DGB |
アルゴリズム | Proof of Work |
発行上限枚数 | 210億枚 |
ブロック承認時間 | 15秒 |
公式サイト | https://digibyte.io/ |
ブロックチェーン | https://digiexplorer.info/ |
2017年9月の時点では、時価総額ランキング第24位でしたので、数ヶ月でかなり順位を落としています。
では、デジバイトの特徴や将来性について確認していきます。
DigiByte(デジバイト)の特徴
DigiByteは、スマートコントラクトで有名なイーサリアムより以前に誕生したかなり古いアルトコインの一つですので、様々な特徴があります。
DigiShieldによるdifficluty(難易度)調整
DigiByteは、DigiShieldという特殊な手法によって1ブロック毎に難易度調整が行われています。
これにより、採掘難易度を高すぎたり低すぎないバランスに維持でき、ビットコインなどで懸念されるブロック報酬減を低く抑えることができます。
ちなみにDigiShieldは、Zcash、Startcoinなどのブロックチェーンにも採用されています。
トランザクションを自動的に拡大するコードを導入済
DigiByteは、現在毎秒560トランザクションを処理できる能力となっています。
このトランザクションの処理速度を2年毎に2倍に拡大する特殊なコードが設計・導入されているため、ビットコインのようなトランザクション件数の増加によるスケーラビリティ問題は起こりにくいでしょう。
DIGUSIGN(ディグサイン)
DigiByteに実装されているDIGUSIGNは、イーサリアムやNEOなどと同じようにスマートコントラクトの機能を持っているため、契約書などの法的書類が関係するビジネスのあらゆる領域での活用が期待できます。
5種類のアルゴリズム
DigiByteの承認アルゴリズムは、ビットコインと同様プルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用していますが、ビットコインをはじめとした仮想通貨のアルゴリズムが1種類であるのに対し、DigiByteでは、5種類のアルゴリズムが20%ずつ均等に存在し、ブロックチェーン上で分散しています。
マイニングを行うマイナーは、5種類のアルゴリズムの中から好みのアルゴリズムを選択してマイニングを行うことができるというわけです。
なぜ1つのブロックチェーン上に複数のアルゴリズムを存在させるという手間を加えたのでしょうか。
それは、アルゴリズムを分散されることによって、万が一PoW攻撃を受けたとしても影響を軽微にとどめることが可能だからです。
つまり、セキュリティは高いといえるでしょう。
DigiByte(デジバイト)の実績
世界的人気ゲーム「マインクラフト」との提携
世界的に有名な人気ゲーム「マインクラフト」との提携が発表され、
期待感から大幅に上昇したのが、2017年5月でした。
翌6月にはゲーム内でのアイテムとDigiByteが交換できるという
具体的な内容が発表され、相場は急降下していきました。
CITIBANK主催のコンテストで受賞
2017年7月にCitibank主催のCiti Tech for Integrity Challenge(T4I)でファイナリストに選出され、10月開催のコンテストで表彰されました。
これは革新的な技術を表彰するコンテストで、今後の提携などに繋がればいいなと思います。
DigiByte(デジバイト)の取扱い取引所
DigiByteは、日本の取引所では取扱いはありませんが、海外ではBittrexやPoloniex、KuCoinなどで購入することができます。
ちなみにBINANCEでは取扱いはありませんので、バイナンス上場なんて話になったら、急騰するかもしれませんね。
DigiByte(デジバイト)の将来性
DigiByteは、大きな実績こそまだありませんが、技術開発力は評価に値すると思います。
大企業との提携話が出れば一気に化けるポテンシャルを秘めていると個人的には密かに期待しています。
まとめ
高性能で優れた仮想通貨の一つであるため、コアなファンが多いDigiByteですが、今後さらに上昇していくためには、大企業との提携など実用化にむけての具体的な話題が欲しいところではないでしょうか。