11月16日に予定されているビットコインのSegwit2xのハードフォークは、先日のビットコインゴールドの分裂とは質が大きく異なり、ビットコインの価値を根底から揺るがしかねないハードフォークで、言うなれば、非中央集権型の歪みから生じたマイナー同士の対立戦争といった様相を呈しています。
今回は、そんなビットコインの存亡をかけた対立の影で再評価の動きもあるビットコインキャッシュ(BCH)に注目してみました。
11月のビットコイン相場を大胆予想
11月16日のSegwit2X分裂に向けて、70万円を一度は突破する可能性もありますが、その後はハードフォークまでに50万円前半もしくは40万円後半まで暴落すると予想します。
もちろん、マイナー同士の対立戦争ですから、何かしらの情報次第では、30万円前半それ以上の暴落なんてことも可能性はゼロではありません。
ただ暴落後は、中国取引所閉鎖報道の時のように数日で回復するとみています。
一方で最悪のシナリオも考えておくべきです。
それはオリジナルのビットコイン(B1X)がマイニングの減少により消滅し、取って代わったB2Xも信頼に値しない代物で共倒れしていくというパターンです。
もし本当にこんな事態が起こったならば、ビットコインを保有してB2Xの付与を受けたとしても、どちらも下落して、気が付いた時には、取り返しのつかない大損失を被っているなんてこともあり得ます。
ビットコインキャッシュが基軸通貨になる可能性
多くのマイナーから支持を受けて分裂するB2Xですが、Segwit2X(B2X)ハードフォークでは、リプレイプロテクションが実装されておらず、分裂後に送金問題が起こる可能性も示唆されています。
こんな状況ですから、ビットコインゴールドのハードフォークのように安易に考えず、場合によってはビットコインの相場が高水準を維持している今のうちに一旦売却して様子見するのも良いでしょう。
私はSegwit2X(B2X)ハードフォークを機に、ビットコインキャッシュの価値が見直され、ビットコインの換金先としてビットコインキャッシュが買われるのではないかと考えています。
ビットコインに最悪のシナリオが起こり、2018年にはビットコインキャッシュがビットコインとして基軸通貨になっているなんてこともあり得ない話ではありません。
イーサリアムはアルトコインの王様
ビットコインの換金先として考えられるもう一つの仮想通貨は、アルトコインの王様で時価総額2位に君臨しているイーサリアムです。
直近では、アルトコイン全面安といった地合いにおされ、価格が低迷していましたが、11月はイーサリアムにお金が集まり上昇トレンドに転じるのではないかと思っています。
まとめ
上記内容はあくまでも予想であり、私が11月の投資戦略として考えていることです。
そうならないことも往々にしてありますので、参考程度として捉えてさらっと確認して頂ければ十分かと思います。