2019年の仮想通貨はどうなる?ブロック報酬の半減が起爆剤になるか

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仮想通貨市場は2018年から、長期にわたって低迷を続けてきました。

年末年始もインパクトのある動きは見られず、静かに推移しています。

そんな中、2019年は徐々に市場が強気になっていくとする見方があります。

ビットコインが2020年に半減期を迎えるため、そこでの上昇を狙った投機資金が流入し、市場が盛り上がっていく可能性があるのです。

2019年の仮想通貨市場はどうなる?

2018年から2019年の年末年始にかけて、仮想通貨市場は1年前のような急激な変動を見せることもなく、比較的落ち着いて推移していきました。

ツイッターなどのSNSを見てみると、1年前と同じような急騰を期待し、落ち着いた年末年始を過ごせなかった人もいたようです。

盛り上がりに欠ける雰囲気が続く中、2019年はどうなっていくのかが気になるところですが、2019年は非常に盛り上がるとする意見があります。

というのも、2020年5月にビットコインが半減期を迎えるため、そこでの暴騰を狙った投機資金が流入するのではないかと予測されているのです。

 

 

半減期とは?

仮想通貨の代表といえばビットコインですが、ビットコインの特徴の一つとして、21万ブロックごと(4年ごと)にマイニング報酬が半減するというものがあります。

ご存知の通り、ビットコインの取引情報はブロックに記録されており、そのブロックを生成することでマイナーがビットコイン報酬を受け取っています。

ビットコインの発行枚数は21400万枚が上限とされており、マイナーがマイニングによってビットコインを得ることで、徐々に新規発行のビットコインが市場に流出していきます。

徐々に新規発行ペースは遅くなっていき、2033年には99%の発行が完了し、2140年には2100万枚に達するとされています。

ビットコインのマイニングは10分に1度行われており、この時に得られるマイニング報酬は、現在では12.5BTCです。

このため、1日で供給されるビットコインは1800BTCとなっています。

このような流れで発行されていくわけですが、2020年には半減期を迎え、1ブロックあたりのマイニング報酬は6.25BTCへと半減し、1日で供給されるビットコインの総量は900BTCとなります。

 

なぜ価格が上昇するか

ビットコインの供給量が減っていくと、価格にも影響が出てきます。

長きにわたって、ビットコインは法定通貨にとって代わると言われており、徐々に社会に浸透していくと予想されてきました。

つまり、ビットコインの需要は今後伸びていくと予想されているのです。

ビットコインの需要が高まっていくのに対し、供給量は徐々に減少していきます。

需要が供給を大きく上回ることになれば、ビットコインの価格は爆発的に上昇する可能性が高いです。

実際、これまでの半減期にも、価格に大きな影響が出ています。

今となっては、長期のチャートにおける値動きは小さいように見えますが、2012年には12ドルから142ドルへ、2016年には582ドルから20000ドルへ、いずれも半減後1~2か月程度で大きな上昇を見せています。

過去2回のデータしかないものの、今や半減期にはビットコインが急騰するという見方が主流になっています。

そして、一部の専門家によれば、半減期の1年前くらいから市場が強気になっていくと言われています。

この考え方に当てはめるならば、

 

“#eee” radius=”20″]ビットコインは、2020年5月の半減期を機に大きく上昇する可能性がある。その1年前にあたる2019年5月くらいから、徐々に投機資金が流れ、市場が強気になっていくかもしれない。

 

と考えることができます。

 

 

過信は禁物

ただし、過信は禁物でしょう。

半減期を迎えて価格が上昇することは、理論的にもおかしくありませんし、過去2回のデータがそれを示しています。

しかし、それはあくまでもビットコインの需要が増加し、供給量は減少する場合に限られます。

仮想通貨市場は、まだまだ分からないことだらけです。

ビットコインは、仮想通貨の中でも時価総額第一位に君臨し続けていますが、活用や進歩という点では、リップルやイーサリアムほど目立ったニュースはありません。

もし、半減期を迎えてもビットコインの需要は横ばいであれば、期待したほどの上昇にはならないかもしれません。

ビットコインの需要が減少していけば、価格は全く上昇せず、価格が減少するということも考えられます。

さらに、仮想通貨を取り巻く法的整備も徐々に進んでいる昨今、ビットコインに不利な規制がかけられる可能性もあります。

その内容にもよりますが、ビットコインの魅力を失わせるような規制が敷かれ、需要が伸び悩むことになれば、やはり半減期による暴騰は見込めないでしょう。

したがって、ビットコインの半減期に期待して今から投資していくのもいいですが、半減期=儲けられると短絡的に考えてはいけません。

ビットコインを取り巻く環境にしっかりと目を光らせ、慎重に判断するようにしましょう。

 

 

まとめ

ビットコインの半減期は、以前から好材料としてみなされることが多く、2020年に迫った半減期が2019年の仮想通貨市場を盛り上げてくれるかもしれません。

安易な投資は避けたいものですが、好材料は好材料としてしっかり受け止め、今後の投資判断に活かしていくようにしましょう。

 

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