仮想通貨投資を始める際に、真っ先にしなければならないことは仮想通貨取引所の口座開設です。
仮想通貨投資のスタートでつまずかないためにも、まずはどういった視点で取引所選びをすべきなのか、そしてどの仮想通貨取引所がお勧めなのかについて確認しておきたいと思います。
周りが使っているからといって安易に取引所を選び痛い目に合わないためにも、ここでしっかりと違いを把握してください。
仮想通貨取引所を選ぶうえで最も大切な3つのポイント
- 取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類が異なる
- 取引所の売買手数料には大きな差がある
- 取引所によってサーバー負荷の強度に違いがある
では、早速ですが、それぞれのポイントに絞って取引所の違いをみていきたいと思います。
日本国内の主要取引所の取扱い仮想通貨の全貌はコレ
仮想通貨はビットコインとビットコイン以外のアルトコインで構成され、その数は1,000以上も存在しています。
そのため、それぞれの仮想通貨取引所によって取り扱う仮想通貨を独自に決定し取引する仕組みをとっています。
まずは、どの取引所でどんな仮想通貨を取り扱っているかを一覧表にしておきましたので、目を通してください。
取引所名称 | 取扱っている仮想通貨 |
ビットフライヤー | BTC、ETH、ETC、LTC、BCH、MONA |
コインチェック | BTC、ETH、ETC、LSK、FCT、XMR、REP、XRP、ZEC、
XEM、LTC、DASH、BCH |
ザイフ | BTC、XEM、MONA、BCH、ETH、トークン、COMSA |
ビットバンク | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCC(BCH) |
ビットポイント | BTC、BCC(BCH)、ETH |
GMOコイン | BTC、ETH、BCH、LTC、XRP |
取扱通貨一覧からわかること
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)はどこでも購入することができる
国内でアルトコインの取扱いが最も多いのは、コインチェックである
Zaifには、トークンやCOMSAといった独自の取扱通貨がある
次に、トレードするうえで重要な要素であるコスト面について確認していくことにしましょう。
現物取引に係る各種手数料のまとめ
現物取引をする際にかかる費用は、以下のとおりです。
・銀行振込みで取引所に振込む際に発生する振込手数料
・取引所から自分の銀行口座に出金する際に発生する出金手数料
・仮想通貨を売買するときに発生する売買手数料【重要】
振込手数料は住信SBIネット銀行口座を使って無料にできる
国内の主要な取引所では、振込先の提携金融機関として住信SBIネット銀行が選択できます。
そのため、住信SBIネット銀行の口座を開設してそこから日本円を各取引所へ振込めば、振込手数料は無料になるというわけです。
住信SBIネット銀行口座をお持ちでない方は、取引所の口座開設とあわせて口座開設しておくべきでしょう。
出金手数料はGMOコインが無料
取引所名称 | 出金手数料 |
ビットフライヤー | 216円~756円 |
コインチェック | 400円 |
ザイフ | 350円~756円 |
ビットバンク | 540円~756円 |
ビットポイント | 324円 |
GMOコイン | 無料 |
上表からわかること
・GMOコインのみ出金手数料が無料
・その他の取引所はほとんど差なし
売買するときに係る売買手数料(取引手数料、スプレッド含む)
取引所名称 | ビットコイン | アルトコイン |
ビットフライヤー | 0.01%~0.15% | 5%~10% |
コインチェック | 無料 | 1%~10% |
ザイフ | -0.05%~-0.01% | 0%~0.3% |
ビットバンク | -0.05%~0.05% | -0.05%~0.25% |
ビットポイント | 無料 | 1%~3% |
GMOコイン | 無料 | 1%~3% |
上表からわかること
・Zaif(ザイフ)とbitbank(ビットバンク)は手数料がマイナス、つまりビットコインを売買すると手数料がボーナスとして貰える。
・コインチェック、ビットフライヤーは売買手数料が割高である。
サーバー負荷に対する強度の違い
仮想通貨市場の取引が落ち着いていて、穏やかな時にはそれほど気になることはありませんが、暴騰・暴落時など取引量が急増したときに、サーバーが重くなってサイトが動かなくなったり、サーバーが落ちて売買ができなくなることもリスクとして挙げられます。
取引量が増大したときのサーバー性能で選ぶのであれば、GMOインターネットがバックについているGMOコインが高速処理で快適です。
ビットフライヤーはよく動作が重くなる症状があり、Zaifに至ってはサーバーダウンで取引することができなくなることが多々あります。
口座開設すべきお勧め仮想通貨取引所ベスト3
上記を踏まえ、口座開設すべきお勧めベスト3を紹介しておきます。
第1位:bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyerのメリット
出資先が日本の名立たる大企業で資本力がトップクラスのため、信頼性は抜群
bitFlyerのデメリット
・イーサリアム、ビットコインキャッシュ以外のアルトコインは販売所のみ
※詳細は公式サイトをご参照下さいませ
URL:https://bitflyer.com/ja-jp/commission
・三井住友銀行以外の銀行振込手数料が550円と高め
※詳細は公式サイトをご参照下さいませ
URL:https://bitflyer.com/ja-jp/
第2位:Zaif(ザイフ)※記事執筆時
Zaifのメリット
取引手数料がボーナスとして貰える、トークンやCOMSAなどここでしか買えない通貨がある。BTC、XEM、MONAを買うなら迷わずZaifで決まり
Zaifのデメリット
サーバーがダウンすることがよくあり、注文が通りにくい
Zaifの公式サイトはこちらから
番外編:Binance(バイナンス)
Binanceのメリット
アルトコインの取扱いは100種類以上とコインチェックとは比べ物にならないほど多い。今や世界最大の仮想通貨取引所として君臨しているベスト・オブ・エクスチェンジ。仮想通貨投資をはじめた方が海外の取引所を作りたいならまずはバイナンスから始めるのが一番安全でしょう。
Binanceのデメリット
日本円で購入することができず、日本の取引所でビットコイン又はイーサリアムを購入してからアルトコインを買わなければならない。BTC又はETH建てでのアルトコイン購入のため、ビットコインやイーサリアムの価格の影響を受ける。
Binanceの口座開設方法は以下で解説
各取引所でメリット・デメリットがありますので、比較検討の上で取引口座を選んでください。
正直なところ、費用が発生するわけではないので、時間に余裕がある時にすべての口座開設(新規登録)をすませておくことをお勧めします。
2018年はさらに口座開設すべき仮想通貨取引所が増えそうですので、今のうちに最低限の準備はしておきましょう。